天草出身の放送作家小山薫堂さんが、幸せになる秘訣を説いています。
幸せには、閾値があるという話です。
温度が上がって暑いと感じる点があります。
その暑さを感じる点を閾値といいます。
「閾値(いきち)」とは、あるレベルに達した時に変化が起きる値。
幸せにも、閾値があります。
「幸せだな~」と感じる閾値が誰にでもあります。
幸せを感じないレベルから、幸せを感じるレベルがある。
それは、どこなのでしょうか?
ある人は、百万円の貯金があっても幸せを感じない。
だけど、ある人は千円の貯金ができて幸せを感じる。
ある人は、毎食、ご馳走をたらふく食べても幸せを感じない。
だけど、ある人はおにぎり一個食べて幸せを感じる。
ある人は、バカンスに海外旅行しても幸せとは感じない。
だけど、ある人は年に一度里帰りするだけで幸せを感じる。
幸せの閾値は、人によって違います。
だから、外見では判断できません。
いくら外見は良くても、幸せを感じない人がいっぱいいます。
幸せの閾値が高い人は、少々のことでは喜べません。
でも、外見は良くなくても幸せを心から感じる人がいます。
幸せの閾値が低い人の方が、何でも喜べます。
もしも、あなたが幸せを感じないとしたら、
それは、幸せの閾値が高過ぎるからかもしれません。
心を低く落としてみたら、何でも喜べますよ。
蛇口をひねって水が出ることにも、幸せを感じることができます。
そんな小さな幸せに気づいたら、この世は極楽になります。